砂町銀座商店街の歴史

祖父母の家に遊びに行くと、何だかホッとするような安心感を覚えた幼少期。
そんな感覚、誰しも経験があるのではないでしょうか。
決して気取らず、謙虚で、ニコニコと落ち着いている様は、圧倒的な包容力に満ち溢れていたように思います。

砂町銀座のアーチを一歩くぐると、どの店もおばあちゃん家のような暖かさで出迎えてくれます。
「AWAY」でなく「HOME」。
おかえりなさい、砂銀へ。

砂町銀座商店街の歩み

「砂町銀座」という名前が生まれたのは遡ること昭和7年、当時日本一の商店街であった銀座通り商店街に負けないようにとの思いを込めて命名されました。
戦前は30軒程度の小さな規模でしたが、これも昭和20年の東京大空襲で1度焦土と化し焼け野原に。
現在の形にまで復興を果たしたのはそれから18年後の昭和38年ごろのこと。
廉価な生鮮3品(野菜、肉、魚)を筆頭として、近隣住民と共に少しずつ発展していきます。

昭和50年代に入ると、大規模な公団住宅やマンション建設が進んで、周辺人口が一気に増加。この人口増加に伴って、様々な業態の店舗が増えていきました。

毎月10日に開催する「ばか値市」や8月上旬に3日間開催する七夕祭りなどイベントや催事も充実し、平日で約15000人、休日でのべ20000人ほどが訪れる活気ある商店街へと成長します。

砂町銀座商店街の特徴

食べ歩き三昧

砂銀へ一歩足を踏み入れること=縁日の屋台で食べ歩く、そんな感覚。毎日がお祭り。焼き鳥に焼売、コロッケにシャーピン、焼きそばや口直しのフルーツまで、その日、その時に食べたいものがきっと見つかります。

昭和レトロ

まるで50年前の昭和時代へタイムスリップしたかのよう。しかしコンセプトや演出があるわけではない。砂町銀座のナチュラルな情景。あなたの懐かしさに出会える場所です。

人とのふれあい

お店の名物おばちゃんも大きなウリの1つ。初めて訪れたハズなのに常連のような距離感とトーク。ちょっと馴れ馴れしいけど、クセになる心地よさです。